ある日、私たちが請け負っている作業内容を見た一般の方がこう言いました。
「えっ!?そんなに安い単価なんですか!?」
そして次の瞬間、
本当に言葉を失われました。
私自身、大変安い単価だと以前から思っていました。
しかし、障がい者福祉の世界にいない人から見れば、「信じられないほど安い仕事」だったのです。
先日、大手メーカーが下請法違反(買いたたき)で勧告を受けたニュースを見ました。
その瞬間、私は全国の就労継続支援B型事業所のことが頭に浮かびました。
なぜなら、多くの障がい者施設もまた、企業から受ける下請け作業や内職仕事によって成り立っているからです。
もちろん仕事を頂けることには大いに感謝しています。
しかし、その一方で私は疑問を感じています。
障がい者の皆さんが毎日一生懸命働いている仕事は、本当に正当に評価されているのでしょうか。
私たち就労継続支援B型フロンティアでも、利用者さんが細かな作業を丁寧に仕上げています。
納期も守ります。
品質も守ります。
しかし、その努力に対する対価は決して高いとは言えません。
全国平均工賃は約2万4千円。
最低賃金には到底及びません。
私は企業を責めたいわけではありません。
行政を批判したいわけでもありません。
ただ、一つだけ沢山の人に知って欲しいのです。
皆さんが何気なく使っている製品やサービスの裏側には、障がいのある方々の地道な努力があるということを。
企業では採算が合わない仕事。
手間ばかりかかる仕事。
誰かがやらなければならない仕事。
その一端を支えているのが全国の障がい者施設です。
それでも現場の工賃はなかなか上がりません。
私はこれを仕方ないとは思いたくありません。
障がいがあっても、真面目に働いた人が報われる社会であって欲しい。
真面目な施設が評価される社会であって欲しい。
赤穂市で就労継続支援B型フロンティア、就労選択支援フロンティア、放課後等デイサービスきっともっとみらいを運営する者として、この現実をこれからも発信していきたいと思います。
知られていないから変わらない。
まずは知ってもらうことから。
私はそう信じています。
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