これまで、このブログ欄でも2回取り上げた「絆ホールディングス」に動きがありました。
「絆ホールディングス」関係会社4社が会社更生法を申請しました。負債総額は約289億円に上り、福祉事業者グループとしては過去最大規模の倒産となります。私たち、真面目に障がい者福祉の経営に携わるものとしては、想像することすら出来ない額です。
このニュースを見て、私は再び強い憤りを感じています。会社更生の手続きが進めば、この巨額な負債の大半はほぼ回収不能となり、社会的な損失として残ります。経営者達が個別に破産すれば、それ以上の返済は期待できず、法廷で裁かれるのを待つだけかもしれません。
何よりも遣る瀬無いのは、この一件の余波です。この不祥事の代償として、今後、国や自治体による我々福祉施設への監査は、さらに厳しさを増し、現場への締め付けは強くなるに違いありません。真面目に、誠実に、利用者さんの笑顔のために汗を流している施設までが、ひとくくりに厳しい視線を向けられる。こんな不条理があるでしょうか。
赤穂市にある就労継続支援B型フロンティアで、私は日々利用者さんと向き合っています。私たちの使命は、ただ単に利益の追求ではなく、一人ひとりの人生に寄り添うことです。しかし、今回の経営破綻は、福祉という尊い現場を食い物にするかのような経営が招いた結果であり、私たちはその尻拭いをさせられるような閉塞感に苛まれています。
私たちは、常に透明性を持ち、誠実であることを誇りにしてきました。赤穂の地で、利用者さんが安心して過ごせる場所を守り続けるために。今回の件を「対岸の火事」としてはなりません。我々福祉事業者は今一度、福祉の原点とは何かを問い直さなければならないと思います。私たちフロンティアも「利用者さんファースト」を更に徹底し運営に当たるよう決意を新たに致しました。
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