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特定非営利活動法人フロンティア

万里一空　きっと明るい！
そして、もっともっと輝く
未来に向けて！

「自立した生活」は決して「夢」であってはなりません。しかし、現在、「自立した生活」を送りたいと言う「夢」を抱きながら、なかなか実現できずに苦慮しているハンディを持つ人たちがいます。「自立した生活」を送るためには、まず「働く場」が必要で、そこには、遣り甲斐の持てる「仕事」が無くてはなりません。私たちは、ハンディを持つ人たちが「笑顔」で、「遣り甲斐」と「充実感」を持てる「自立のための訓練の場」を作りたいと、2011年、特定非営利活動法人フロンティアを設立しました。

2011年、「自立のための訓練」として、「ラスクの製造」に取り組みました。この「ラスク製造」は、現在に至るまで、フロンティアのメインの訓練となっており、製造される「赤穂の手作りラスク」は、ロングラン商品となっています。このラスク製造以外に、利用者さんの「遣り甲斐ある訓練」として、「のぼり旗の梱包作業」、「電機部品の組立作業」、「サンプル等の封入作業」、施設外就労で「空き缶等の分別作業」、「製薬会社の期限切れ商品の分別作業」、「発泡スチロールのインゴット化作業」等、多様なハンディを持つ人たちの選択肢が増えるよう、様々な「訓練」を提供しています。「やりたい仕事」、「できる仕事」を選択できることがフロンティアの特色の一つとなっています。同じ志を持つ仲間たちと共に汗を流し、喜びを分かち合い、「ここで訓練を受けて良かった」と思え、そして、「夢」が実現できるよう利用者ファーストで運営しています。2019年、「きっと明るい、そしてもっともっと輝く、みんなの未来！」という願いを込めて、放課後等デイサービスを開所しました。発達に課題を抱える児童たちの未来が素晴らしいものになるようにと施設名を「きっと・もっと・みらい」としました。
学校や家庭で少なからずストレスを感じている子どもたちが、ここ「きっと・もっと・みらい」では、そのストレスを発散するかのように、施設内で元気いっぱい過ごしています。指導員と一緒に走ったり飛んだり、ボルダリングに挑戦したりと、所狭しと動き回り、とびきりの笑顔を見せています。子どもたちは満足そうな笑顔で帰宅します。その様子を見ると、私たちの指導が子どもたちの成長を少しでも後押しできていると感じ、喜びを覚えます。家では、一日の出来事をたくさん話しているのだろうなと思います。1年生で入所した児童が、小学校の高学年となり、すっかりお兄さんらしく成長した姿を見ると、この施設を運営してよかったと心から感じます。

2つの施設に通うすべての利用者が、自分たちの力で明るく輝く未来を切り開いていけるよう願っています。そのために、指導員も全力で指導や訓練に取り組んでまいります。しかも「利用者さんファースト」で！

障がい福祉を取り巻く環境は大変厳しいものがあります。しかし、法人として常に坂の上の「一朶の雲」を目指し、努力を続けていかねばなりません。これからも「万里一空」の精神で施設運営に尽力してまいります。引き続き、ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。We can do!

※万里一空：「万里」は「非常に遠い距離」、 「一空」は「一つの空」を指します。意味は、 「一つの目標に向かって努力し、邁進しつづけること」を表しています。