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ー就労継続支援B型で進めるトレーニングの基本と上達のコツー

就労継続支援B型のトレーニングとは何をするのか

就労継続支援B型のトレーニングは、いきなり就職を目指して無理をするのではなく、今の体調や生活状況に合わせて「働くための土台」を整える取り組みです。通所のリズムを作る、作業に集中できる時間を伸ばす、指示を理解して動く、周囲と適度に関わるなど、日々の積み重ねが中心になります。トレーニングという言葉に硬い印象があっても、実際は「できることを増やしていく練習」と考えると分かりやすいです。焦って一気に変えようとすると疲れやすいので、続けられるペースで小さな成功体験を重ねるのがポイントです。

ここからは、B型でよく行われるトレーニングの中身を、初心者にもイメージしやすい形で整理します。

作業トレーニングで身につく力

作業トレーニングは、軽作業や制作、清掃、梱包、PC入力など事業所によってさまざまです。大切なのは作業の種類よりも、取り組む過程で伸びる力です。たとえば、手順を覚える力、分からないときに確認する力、ミスを修正する力、時間配分を考える力が鍛えられます。最初は短時間でも問題ありません。集中できる時間が増えたり、安定した品質でできるようになったりすると、自信につながります。得意な作業が見つかれば、今後の選択肢も具体的になります。

生活トレーニングで整える土台

働く以前に、生活が安定していないと継続が難しくなります。B型では、起床や睡眠、服薬、通院、食事、身だしなみ、交通機関の利用など、生活面のトレーニングも支援に含まれることがあります。通所できた日を増やすだけでも大きな前進です。体調の波がある方は、悪い日を前提に「休む基準」や「連絡の仕方」を決めておくと安心できます。生活の整え方が分かると、調子を崩したときの立て直しも早くなります。

トレーニング内容の例と上達しやすい進め方

B型のトレーニングは、いくつかの要素を組み合わせて進みます。作業だけに偏ると疲れが溜まりやすく、反対に準備ばかりだと達成感が得にくいこともあります。自分の課題に合わせて、少しずつ難易度や負荷を調整できるのがB型の良さです。支援者と一緒に目標を決め、振り返りで修正しながら進むと、遠回りに見えても結果的に安定します。

具体的にどんな進め方があるのかを、代表的なパターンで紹介します。

段階を作って伸ばす方法

上達しやすいのは、段階を作って練習する方法です。たとえば次のように一段ずつ上げていきます。
・通所は週1回から始めて、体調が安定したら週2回へ
・作業時間は午前のみから、慣れたら午後も少し追加
・工程は一つだけ担当し、できたら次の工程も経験する
このように「回数」「時間」「工程」を分けて考えると、負担の原因が分かりやすくなります。伸ばすのは一度に一つにすると、失敗しにくいです。できた日は、何が良かったかを言葉にして残すと再現しやすくなります。

報連相とコミュニケーションの練習

働く場面でつまずきやすいのが、相談のタイミングや伝え方です。B型では、分からないことを早めに聞く、作業が遅れそうなときに伝える、体調が悪いときに言葉で説明するなどの練習ができます。いきなり上手に話せなくても大丈夫です。短い言い方の型を決めると楽になります。
・「今ここまでできました。次は確認したいです」
・「体調が落ちています。休憩を入れてもいいですか」
支援者が相手役になって練習できる事業所もあります。慣れてくると、人との関わりが怖さだけでなく安心にも変わっていきます。

自分に合うトレーニングの選び方と継続のコツ

トレーニングは頑張りすぎるほど続かなくなりやすいです。B型を上手に活用するには、「今の自分に合う負荷」を見つけることが重要です。見学や体験利用では、作業の種類だけでなく、休憩の取り方、支援者の声かけ、体調不良時の対応など、続けやすさに直結する点を確認しましょう。事業所によって雰囲気や支援の距離感は違うので、相性の良い場所を選ぶことが結果的に上達の近道になります。

最後に、選び方と継続のコツを具体的に整理します。

見学体験で確認したいポイント

不安を減らすために、次の点を見ておくと安心です。
・通所のしやすさと時間帯の選びやすさ
・作業の難易度調整ができるか
・疲れたときに休みやすい雰囲気か
・支援者に相談しやすいか
・目標設定と振り返りのやり方があるか
体験後は、良かった点と気になった点をメモして比較すると判断しやすくなります。小さな違和感を放置しないことが大切です。

次のステップにつなげるための考え方

B型のトレーニングの目的は、人と比べて早く進むことではなく、自分のペースで選択肢を増やすことです。安定してきたら、A型や就労移行支援、一般就労の準備など次の道を検討できます。その際も、急に環境を変えるより、実習や短時間の挑戦など段階を作る方が成功しやすいです。トレーニングで得た「できた」「続けられた」という感覚が、次の挑戦の土台になります。迷ったときは、今の自分に必要なのは負荷を上げることか、整えることかを支援者と一緒に確認して進めましょう。

2026.02.27