「また、詐欺への注意喚起か……」最近、そんな思いを抱くことが多くなりました。
兵庫県警の「ひょうご防犯ネット」からは、連日のように特殊詐欺や不審な電話への注意を呼びかけるメールが届きます。
今朝は、赤穂市での「郵便局をかたる電話に注意」というメールがありました。
警察官、金融機関、郵便局、税務署など、私たちが普段から信頼している機関の名前を悪用する手口が後を絶ちません。
さらに、10月21日には、ホームページなどに広く使われている「PHP」というプログラミング言語に重大なセキュリティ上の問題が公表され、大きな話題となりました。
この問題を受け、一部の自治体ではホームページの機能を一時停止するなど、安全確保のための対応が行われています。
もちろん、PHPの問題と詐欺メールは全く別のものです。しかし、私たちの暮らしがインターネットに深く結びついている今、情報の安全は、決して専門家だけの問題ではありません。
便利さの裏側には、思いがけない危険が潜んでいることを改めて感じます。
そこで、私たちが心がけたいのが、
「慌てず、押さず、まず確認!」
という合言葉です。

詐欺の手口には、人の不安や焦りにつけ込むという特徴があります。
「今日中に手続きが必要です」
「あなたの口座が犯罪に使われています」
「未払い料金があります」
突然こんな連絡があれば、誰でも驚くでしょう。
しかし、急がせる言葉ほど慎重に受け止め、いったん電話を切る、メールのリンクを開かない、公式の連絡先を自分で調べて確認する、といった行動が重要です。
そして、もう一つ忘れてはならないのが、周囲の人とのつながりです。
私たち福祉施設には、障がいのある方、高齢の方、そしてさまざまな立場の方々が関わっています。
情報を理解する速さも、スマートフォンなどの操作に慣れているかどうかも、人それぞれです。
だからこそ、「知らないから危ない」のではなく、「知らないことを安心して聞ける環境」が大切なのだと思います。
職員同士の情報共有、ご家族との連携、地域での声かけ。
日頃からのちょっとした関わりが、被害を防ぐ大きな力になります。
もし被害に遭ってしまったとしても、決して本人を責めず、早く相談できる環境を整えておきたいものです。
福祉とは、日々の生活を支えるだけでなく、一人ひとりの尊厳と安心を守ることでもあります。
詐欺の手口がどれほど巧妙になっても、私たちには「気づく力」「確かめる力」「支え合う力」があります。
自分を守ることは、大切な誰かを守ることにもつながります。
「慌てず、押さず、まず確認!」
この言葉を合言葉に、地域の皆さんとともに、安心して暮らせるまちづくりを進めていきたいと思います。
「自分を守ることは、大切な誰かを守ること。気づいた人が声をかけ、困ったときには支え合う。そんな温かい地域でありたいと思います。」
【参考情報】詐欺被害を防ぐために
不審な電話やメールなどに不安を感じたときは、以下の公的機関の情報も参考にしてください。
■ 日本郵便|日本郵便や郵便局を装った不審な電話にご注意ください
郵便局を名乗る不審な電話の特徴や、実際に確認されている手口を紹介しています。
https://www.post.japanpost.jp/notification/notice/fraud-call.html
■ 警察庁|特殊詐欺の手口一覧と今日からできる対策
ニセ警察詐欺、還付金詐欺、架空料金請求詐欺など、さまざまな手口と具体的な防止策を紹介しています。
https://www.npa.go.jp/bureau/safetylife/sos47/case/
■ 不安を感じたときの相談先
- 警察相談専用電話:#9110
- 消費者ホットライン:188(いやや!)
- 緊急の場合:110番
詐欺は、決して他人事ではありません。
「慌てず、騒がず、まず確認!」
不安なときこそ一人で抱え込まず、家族や身近な人、専門の相談窓口に相談しましょう。
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