近年、「ひきこもり」と言う言葉をよく耳にします。
厚生労働省の定義によると、
「仕事や学校に行かず、かつ家族以外の人との交流をほとんどせず、
6か月以上続けて自宅に引きこもっている状態をひきこもりと言うようです。
2022年に内閣府が行った調査によると、日本全国のひきこもりの総人口は、
何と146万人と推計されています。
2019年の調査115万人から3年間で30万人もの人が増えています。
この数字には、誠に驚きです。誠に由々しき事態と言わざるを得ません。
就労継続支援B型フロンティアのある、
兵庫県赤穂市では、正確な人数は把握できませんが、
相当な人が家族以外の人と交流らしきものさえ出来ていないと言う人が相当数おられると思います。
「ひきこもり」が長期化すればするほど、ダメージは深まり、
社会とのつながりを取り戻すのは難しくなります。
これは飽くまで私見ですが、
「ひきこもり」の中には、
「働きたい。だけど、人と会いたくない。」「のびのびと自分だけのペースで働ければ働きたい。」
「自宅で気分転換の為にも何かに取り組みたい。」「まず、簡単な仕事から始め、将来は普通に仕事がしたい。」
と考えている人も相当数いらっしゃると想像します。
そこで、就労継続支援B型フロンティアでは、
わざわざ施設にまで足を運ばなくても、
ご自宅で訓練を受け、少ないながらも「工賃」を受け取れる「在宅による就労訓練」に取り組むことにしました。
赤穂市内に於いて初めての試みであり、「ひきこもり」の原因も千差万別で、
私たちも試行錯誤を重ねながらのサービス提供となりますが、
このサービスが、本当に小さな灯ですが、「希望」に結びつくものと確信しています。
皆様方のご意見を是非お聞かせいただきたいと思います。